朝夕の寒暖差が身体に心地よい季節になりました。朝の少し寒い風が目覚めを促します。夕方のしっとりした空気にホっとします。最近は夕立なんかもあってあめいには空気が一掃されるのもこの季節ならではでないかと思っています。
さてさて…私はとにかく作品制作に大わらわです。今は特に大きな作品を2点同時に制作しているので絵の具まみれなかんじです。意図しないところに絵の具がくっついていて服についたまま帰宅してしまい慌てて落としたり…(汗)。とにかく落ち着いて行動できない性分です。
大きな作品の画題は桜と藤棚です。どちらも樹齢400年以上の大木で描きごたえがある分亀の歩みみたな進行具合でコスパタイパといわれる今の社会に真っ向から対立した仕事です。こんなに忍耐や我慢を重ねる仕事に今の10代は何を感じるのでしょうか?
しかしながら人の思考は行き過ぎると逆のうねりが起こるものといいます。テクニックな音楽が流行れば今度はギター一本で歌う音楽が流行ったり、大量生産されたプチプラ商品が流行れば手作りでちょっと値が張ったものも再発見されたりするのをみているとこんな仕事でもなんとか受け継がれていくのではないかなと期待してしまいます。
私は先達画家たちからの長い歴史のただの点に過ぎませんがそれでもその一端に立てていることを感じながら今日もチクチクと制作しています。
