発見発展

改善前
改善前
グレーズ後
グレーズ後



 連日の暑さで元気いっぱいなのは、我が家のサボテンたちだけのようです。パキポディウム海老名大黒は葉っぱが大きく太く青々として幹もパンパンに太っています。葉挿しから育てた種達ももはや種から花に成長しました。唯一サボテンのサボ子だけが現状維持で今年も花を付けずに春を終えました。ちょっと悲しいです。  




 暑さてどこにも行けない、行きたくないときは制作のときと心に決めてただいま精力的に作品を描いています。大型の作品にも手を出しました。大きな作品は腕をいっぱいに伸ばしてガタガタ言わせながらの体力勝負(笑)100号も描き始めたので画面が倒れかかった時には髪の毛まで絵の具がつきます(苦笑)。




 作品が思うようにいかない時がままあります。絶対駄目な時はまだ分かりやすく手を加えられるのですが、良いんだけどなんか違う…なんだろねなんだろね?と画面に向かって問いかける日々が続く…。そんな時があります。今描いている船の絵もその一つです。東京夢の島のマリーナを題材に30号の大きさです。




 一旦休んでチラチラ眺めながら他の作品に手を出したり、作品の写真を撮ってみたり(客観的にみられる気がします。)昨日やっと覚悟を決めて全体的に薄く色をグレーズ(透明なフィルムを重ねるように色をのせる技法のことです。 グレーズの由来は英語の「Glaze」という単語からきています。 Glazeは日本語に訳すと「釉薬(ゆうやく)」という意味で 焼き物に釉薬をのせるように半透明な色をのせることから、 この技法のことをグレーズ技法と言います。)しました。




 つまり、今までの雰囲気を壊したのです。トーンを整え直し自分が夢の島で感じた風や光りや輝きを思い直しグレーズしました。結果的に大成功!良い感じ!良くなりそうです(⁠◍⁠•⁠ᴗ⁠•⁠◍⁠)⁠❤いくら描いて描いても新しい悩みや発見が付きないのが制作の醍醐味だなぁとしみじみ感じました。