個展への道~作品紹介⑨

東風吹かばM30号
東風吹かばM30号

 個展まで1週間を切りました。ソワソワ、ウキウキした気持ちがいつまでも身体の中にあって落ち着きません。夜の寝つきも少し悪いかなー?とか思ったり、家人にあたらないように注意しなければと考えたり(これが難しい…)いつもと違う感覚はどんなに展覧会を経験しても変わらないと考えています。皆様に3年ぶりにお会い出来ることが楽しみであり、成長した作品群に喜んでいただきたいと思います。


 さて、気持ちを切り替えて今日ご紹介させていただく作品は「東風吹かば」M30号油彩画です。千葉県我孫子にあるあけぼの山農業公園に咲くチューリップ畑を描いた作品で少し細長いサイズの物です。今回の作品はこれに限らず細長いサイズの作品が多々あります。ちょっと変わった見方が出来るので皆様に楽しんでもらえればと考えています(⁠ ⁠◜⁠‿⁠◝⁠ ⁠)⁠♡


 あけぼの山農業公園は風車があってまわりを季節に合わせた花畑にしています。今展覧会の展示でも季節をかえてこの場所を描いた作品がいくつかあります。風車といえばオランダ、オランダといえばチューリップ…短絡的ですが夢のような楽園風景です。絵画やアートは考えるより感じろ、理論や説明より感覚が大切だというのが私の基本姿勢です。子どもの感受性やインスピレーション、本能的に感じた普遍的価値観が絵には一番大事だと思います。


 風が吹いて風車がまわります。風にチューリップが揺らぎます。私の中に童謡・チューリップが流れました。春風、東風、柔らかな光、感覚を研ぎ澄ませながら描いた作品です。



松沢真紀展-brillant-

2025年5月21日〜30日

銀座柳画廊