読書

 秋をすっ飛ばして、冬のような気温がやってきました。富士山の初冠雪もあり私のアトリエから見える富士山もうっすら白いです。我が家のパキポディウムも紅葉が進んでいます。夜は室内管理、昼間暖かい時に外に出しています。



 私は本を読む以外は作品を作っている事しか趣味がない面白みの少ない?人間です。ですから本を読んで色々想像を広げるのも制作にいきているはず?と思っています。今は純文学を中心に読んでいますが、学生時代はミステリー(アガサ・クリスティやら東野圭吾やら)を読んでいました。あまりジャンルに関係なく気になった作品を読んでいます。


 最近は、谷崎潤一郎(細雪、刺青などなど)、林芙美子(浮雲)、ゴンチャロフ(平凡物語)を読んで、いまは谷崎潤一郎の瘋癲老人日記を読み始めたところです。ちょっと志賀直哉の暗夜行路にも手を伸ばしたのですが…なんか……私には合わなかったみたいです(名作なのにねぇ…)(⁠-⁠_⁠-⁠メ⁠)。林芙美子は女だなーと感じる文体と内容で人柄が伺えます。谷崎潤一郎は読みやすく、主題が風変わりです。ゴンチャロフは訳者の世代が高い感じで、今は使わないでしょとツッコミたくなります(笑)。ロシア文学はドストエフスキーにしろトルストイにしろ登場人物が多く名前が似ていて分からなくなりがちですが、こちらは少ない人物達の関係を描いていたおかげでスラスラ読めました。


 大抵私が本を読んでいると、家人が表紙をみてふむふむという顔をしてきます。家人は大体これらの本を学生時代に読んでいて内容や人物名まで覚えているのですw⁠(⁠°⁠o⁠°⁠)⁠w。いくら専門分野だったからといってもすご過ぎ…。今の人たちは本を読まないといわれていますが、それは私の世代にはもう始まっていた事のように感じます。