冬至



 年の瀬が近くなり何かと気忙しい日が続いています。今年も駆け抜けた1年になったと思います。スーパーで鏡餅や栗きんとんを見るのもこの季節ならではです。来年のカレンダーも用意出来ました。去年いただいた電車のカレンダーがかなり良かったので同シリーズのカレンダーをネット購入しました。私も家人も電車が好きでとても楽しい気分です。



 この間アーティザン美術館に行った話をしましたが企画展の一つに野見山暁治展がありました。野見山暁治さんは洋画家の重鎮で文化勲章受章受賞者でもあります。今年6月に102歳で亡くなりました。死の直前まで精力的に活動されていらっしゃいました。


 野見山暁治さんは私の大学教授の先生にあたります。だから私は一応孫弟子?でしょうか?と言ってもお会いしたことはないので一方的に親しみを感じているだけですが…。作風も全然違います。抽象と具象の間で描いた迫力ある作品が持ち味の方です。後年はステンドグラスなども手掛けたということでした。 

 野見山暁治展をみて、やはり心に浮かぶのは父や母のことでした。幸い父の病後の経過は順調なようで今はだんだん外に出て歩いたり水彩教室の受講を再開したりし始めました。母はそんな父を心配し過ぎてしょげたり嘆いたり…歩くのは良いことだと分かっていても心がついていかないようです。慣れだと思います。

 

 人生100年時代と言ったり、御長寿な方々、野見山暁治さんのような方を見ると勘違いしてあと2〜30年くらい軽く生きてくれると思ってしまいそうになります。ですが、本当に健康で100までやっていけるのは稀なことです。分かっていても自分の親だけは大丈夫と思いたいです。来年も健康で優しい父母であって欲しいと思っています。