日比谷公園にて



 昨日は夏至で今年一番日の長い1日でした。六時過ぎても空が明るくて風が清々しくてとても気持ちがよかったです。昨日も今日もとても制作に集中できました。いわゆるゾーンに入って制作できたと言う感じです。終わったときはいつも以上にヘトヘトになってしまいますが充実感があります。うだるような夏前の貴重な時期です。花屋さんの店先にはアジサイがたくさん並んでいます。アジサイも品種改良が進みたくさんの種類が出てきています。個人的には青いガクアジサイが好きです。



 一昨日のことですが、作品を納めに銀座に行きました。その帰りに取材を兼ねて日比谷公園にも行きました。銀座から日比谷公園は晴美通りを真っ直ぐ行くとすぐにつくと言うことをはじめて知りました(笑)。銀座は人が多くなったなあと実感しました。特に外国人の多さにびっくりです。円安の効果でしょうか?インバウンドということでしょうか?ヨーロッパ、アメリカの人たちよりも中東の方々かと思われる人々が多かったです。もちろん中国人韓国人も...。



 日比谷公園ではユリの大輪が見頃です。関東圏でユリの花畑は案外少ないようでしたが、こんな都心にユリが群生しているのです。日比谷公園では約十種類のユリがあり時期を少しずつずらしながら見頃を迎えているということでした。私は六月中旬に1回下見にいったのですがその頃よりももっと広範囲に渡ってユリが咲き、香りが公園中に立ち込めていました。ちょうどお昼休みの時間だったので会社員の人たちもスマホをもってユリを撮影していました。



 改めてユリを取材しているとその大きさに驚きます。花束になって縮こまったお上品なユリよりも表情が豊かで大勢な生命感を感じさせる花達でした。梅雨の雨よりも夏の日差しが似合う花です。この花の前ではアジサイすら存在感が弱まってしまいそうだなと感じました。