外来



 なんだか急に寒さが戻って来てしまいました。ダウンジャケットを洗ったばかりなのに天候が読めずにうろたえてしまいます。最近日本は亜熱帯化してきたといいますし、私自身もこの三~四年で確実に日本の気象が変わってしまったと実感しています。



 ひとつに外来植物や動物や昆虫類の被害が目立ってきています。ちょっと前にヒアリの問題がニュースでとても取り上げられていました。今年はセアカゴケグモの問題も深刻になってきているようです。両者とも刺されると呼吸困難や麻痺といった症状を引き起こします。とても面倒なやつらです。植物ではカエンダケがあげられます。キノコの一種ですがさわっただけで皮膚が腫れ上がります。



 こんなに凶悪なものたちに混じって静かに日本を侵略している植物もあります。この季節から見かけるようになるオレンジ色のかわいいひなげしはナガミヒナゲシといってどんどん繁殖し日本の固有種を侵略しています。オオキンゲイギクも咲き始めました。これも前者と同じく厄介者です。



 これらの昆虫や植物は輸送用の貨物に紛れてやってきます。種子や卵・サナギが運ばれてくるのです。日本の在来種はそれらに比べると弱くてどんどん隅にやられて姿を消しています。人的にもモノ的にもどんどん交流が進むのは良いことのように見えますが、こういった問題についての対策はいつも後回しになってしまう...腑に落ちないのです。