ローカル線で



 今日はちょっと気持ちの悪いくらい暖かな日になっています。その上雨模様が続くということでなんだか季節外れの梅雨入りのようです。この時期の雨を俳句の季語では「催花雨」とか「菜花梅雨」とかいうようです。この雨によって花が咲く勢いがつく、春が進むことになるという意味を持つのだとか。昔の人はとてもきれいな日本語のセンスと季節に関する敏感な観察眼を持っていたのだなあと改めて思います。



 21日から22日に千葉に行きました。小湊鉄道に乗って鉄道旅を楽しむためでした。この旅行は完全に趣味の世界で、鉄道が好きな私にとってはとっても楽しい旅でした。考えて見るとちょうど雨を避けて旅ができたので本当に幸運だったと思います。桜はまだまだでしたが菜の花がとてもきれいで気持ちの良い旅でした。沿線を通して菜の花や水仙が植えられ町中にも水仙や菜の花があって町をあげて環境作りをしていたのではないかと感じます。



 まだまだ日本では現金が大切だと実感した旅でもありました。小湊鉄道自体はPASMOやSuica対応がなく現金払いでしたし、宿も予約こそインターネットだったけれど宿泊費は現地で現金のみ。自動販売機もICカード対応ではありませんでした。ちょっと都心から外れただけでこうなるんだなあ~と実感です。それにしても沢山の幸運に恵まれた旅でした。験担ぎですが、縁起の良い雉やカエルに会えたし、トロッコや鉄道も堪能できました。また機会があればローカル線乗り継ぎ旅をしてみたいと思いました。