工夫が表現に



 早咲きの桜が見頃になってきました。私の霜焼けも大分良くなってきて嬉しいです。霜焼けはやけどと同じなので最後には壊死した皮が剥がれ落ちて完治します。見た目は悪いですが、指を曲げるのがとても楽になりました。浮腫んでいたときは、指が曲がりにくく絵を描くのにもちょっと難儀していましたので。それと共に花粉症の季節が到来です。私は毎年眼が少し痒くなります。今年はどうでしょうか...いきなりひどくなることもあると聞いているので油断はできません。



 専門分野として作品を制作していると普通だったのですが、一般の人にとっては眼から鱗なのかなあ~と感じることがありました。私は作品を制作するときに良く手指で擦ったり、綿棒を使ったり、布に絵の具を含ませて画面に押し当てたりします。筆以外のもので描くということです。これが皆さんにとっては意外なようです。しかし、他の画家の制作しているInstagramや記録映像などを見てみると別に特異なことではありません。たわしを使ったり、ニードルを使う方もいます。私などはまだまだ普通?なような気がします。



 新しい表現やオリジナルな作品を作るとなると色々な工夫が必要になります。音楽も同じようでボヘミアンラプソティを観たときにドラムの上に釘を落として音を作っていたのを観ました。「あーみんな一緒なんだなあ~」と感心してしまいました。この映画で印象的だった場面のひとつです。自己表現ということです。画材もただ店に売っているものを仕様書通りに使うのではなく自分にあった使い方を考えていく...表現の第一歩だと思っています。