作品紹介35



 ゆっくりゆっくりと秋が深まっていくのを感じています。銀杏の葉が黄金色になってきました。日の当たるところではいっそう輝きを増しています。日が沈むのが早く五時頃になるともう真っ暗です。明日は冷たい雨が降るとのことですますます冬に向かって季節が前進することでしょう。ダウンコートを出すのももうすぐです。



 さてさて今日ご紹介させていただく作品は「だるまさんがころんだ!」F3号・油絵です。この作品は今回の作品カタログには載っていませんでした。今回はそういう作品も数点あったので、ご来場されたお客様たちのなかにはちょっとびっくりされた方もいらっしゃいました。嬉しい驚きです(*´∇`)♪画面上にいる子供たちはたぶん保育園の遠足で公園に来た子達だったと思います。遊具のある場所に向かって一目散にかけていく姿が印象的でした。



 こんな何気ない行動にも個性が出るようです。ちょっとグズって立ち止まってしまう子、その子の手を引っ張って連れていこうとする子、仲良しさんふたり組はずーっと手をつないでいました。とてもほほえましい風景でした。今の子は後ろにケープ?のような日除けのついた帽子を着けています。首筋にあるリンパを日差しから守るためでしょうか。私の時代にはなかったものです。



 昔からの遊びであるだるまさんがころんだ...今の子どもたちも遊んでいるようです。時代が流れて変わっていくもの変わらないもの...しみじみと思いながら描いた作品です。