笑顔の花



 夏らしくなったと思っていましたが、今週は雨や曇りのどんよりとした天気が続くという予報が出ています。水不足にならないくらいの雨は降ってほしいですが、近年の大水害を考えるとなんとも憂鬱です。最近、早朝の通りにはメマツヨイグサのきれいな花が咲いています。メマツヨイグサはマツヨイグサより少し小さい同種の植物でその名の通り、宵のうちに咲き明け方にはしぼんでしまう花です。同じ仲間にはコマツヨイグサやヒルゲショウオオマツヨイグサ等があります。オオマツヨイグサ以外はどれも道端でよく見かける植物です。



 昨日はお客様に作品を渡すため、銀座に行きました。四季の連作をご依頼いただいた方です。冬の作品に続き今回は春の渓流を描いた作品です。お客様にとって春は渓流の流れだということでした。一般的に春=桜?とか菜の花?とか言う方が多いかと思っていたので私はとても以外でかつ、とても興味深く感じました。個人個人の人生のなかでその方にとっての四季は違ってきて当たり前。一くくりにこうだと決め付けてはいけないなあ~自由な発想は創作の源だぞとちょっと反省してしまいます。



 作品は日向薬師という場所を散策したときのスケッチをもとにして描いたものです。この場所は秋の彼岸花で有名なところですが、春から初夏にかけての渓流ではバーベキューや釣りをする親子連れがたくさんいます。ロードサイクルを楽しむ人々も...(*´∇`)。まだ暑さがなく心地よい春先の水の流れ...お客様もとても気に入ってくださったようでしたo(*⌒―⌒*)o。


 人の笑顔ってすごくよいなあと思います。笑って目が細くなって、目尻に出来る笑い皺が尊く感じるのです。こんな笑顔が一杯見られる世界になってほしいなあ、私も作品を通してこんな笑顔をたくさん作れたらよいなあ、本当にそう思うのです。