北海道の植物



 北海道旅行最終日はシンプルに帰宅するだけのスケジュールでした。若い頃?ならもっと遊んで最終便で帰宅~というところなのでしょうが...もうラッシュに巻き込まれるのも苦手だし寝不足気味だし...。始発ではないけれど無理のない時間帯で釧路空港から飛行機に乗りました。いつも思いますが空って不思議です。雲を抜けるといつでも青い空、眼下には絨毯のような白い雲で世俗から切り離されたように感じます。



 今回の北海道旅行では様々な北海道ならではの植物をたくさん観察することが出来てとてもよかったです。1番目立ったのは、フキです。フキノトウのフキです。本州でもいたるところに生えていますが大きさが違いました!まだ初夏にもなっていない北海道でしたがその葉の大きさは1メートルくらいのものもありました。茎もとっても太くて線路際や畑の脇、湿地にもわんさか生えていました。夏には人間の背丈以上にもなるようです。トトロが傘にするにはもってこい、コロボックルも隠れ易いフキです(笑)。



 そしてイタドリも大きい!イタドリは本州では日の差す土手や河原に多く生息しています。北海道ではフキと共に競いあって生息していました(笑)。こちらはオオイタドリというそうです。ちょっと違う種類なのか?それとも北海道だから大きいのか?(ちなみにフキはラワンブキ・アキタフキというそうです。)



 湿原でまず目についたのは笹です。前回のブログでも書きましたが、一面の笹が湿原に蔓延っていました。ガイドの方いわくこれを排除し森を再生させなくてはならないという方針で動こうとしているそうです。笹は湿原が乾燥してきた証拠なのだとか。私たちにとってはじめじめしている湿原でもちょっと乾燥するだけで笹が容赦なく生えてくるというから困り者だということでした。



 あと、釧路湿原で1番気になった植物はヤチボウズです。ヤチ坊主はごろンとした丸っこい植物で海坊主?に似ています(見たことないけど...)緑のツンツンした葉がだんだん枯れて垂れ下がって真ん丸になります。ヤチボウズがいる場所以外は泥の沼です。大きな木は根を張ることができません。ですからヤチボウズの上にミズナラが根を張って生きています。なんとも不思議な光景、生態系でした。。まだまだ面白かった植物がたくさんあります!!!!!

次回に続く~(笑)