知床五湖



 さて、北海道旅行2日目の昨日は、知床国立公園(知床五湖)をネイチャーガイドの方のツアーでまわりました。この時期一般人は専門家に牽引してもらわないと公園内には入れません。何故ならここはヒグマの生息地です。ヒグマはちょうど繁殖期を迎え湿原に降りてきています。ヒグマに会わないため、驚かさないためにも専門家と一緒にツアーします。3キロくらいの道のりですが3時間くらいかけて解説してもらいながら興味深くまわりました。



 1番ビックリしたのは大きな大きな水芭蕉の葉っぱです。水芭蕉というと春先に湿原で咲くひっそりとした花というイメージでした。しかし!花の時期を終わると本当に大きな葉に育ちます。50センチ近い葉っぱです。それが湿原に育っているのです。水芭蕉の印象が一変する眺めでした。ガイドの方の解説ではその水芭蕉の根を食べるのだとか...それもあってこの時期はヒグマ遭遇の確率が高いのだそうです。



 3時間のツアーでヒグマに出会うことはありませんでした。しかし北海道特有のエゾハルゼミがちょうど脱皮して成虫になる時期でもあったので脱け殻とセミ本体に何度か遭遇できました。渡り鳥のカルガモの親子、カイツブリの巣作り、ツツドリの特徴的な鳴き声を聞くことができました。寒くて曇っていたけれど、ツアーの最後には雲が晴れ晴れ間の中で知床連山が!まだ少し白く雪が残って青々とした山並みです。なんだかとても幸運な気がします♪