春はもうすぐ



 新年が開けたと思ったら、もう1月も終わりに近づいてきました。寒さが一段と厳しくなっているように感じますが、今週木曜日(2月3日)は節分で、金曜日(2月4日)は立春です。立春とは、二十四節気において、春の始まりです。1年の始まりとされる日です。 二十四節気は紀元前の中国で生まれた、太陽の動きに基づいたこよみです。1年を4つの季節に分け、さらにそれぞれの季節を6つに分割しています。 4×6=24なので、二十四節気…ということです。春の始まりにしては寒いけれど...昔はもっと暖かかったのでしょうか?



 最近の傾向としてものにお金を使う人が減っていると聞いていました。ネット社会になって物をデータとして売り買いするためでしょうか、本やDVDも売れなくなってきているのだろうと思います。その分体験型のライブにいく方が増えているのかと思うのですが、このコロナ禍でそれもままならないようです。...とここまでが昨日までの私の認識です。



 そんな私に思いがけないニュースが聞こえてきました。「2021年のUKでのレコード売上が過去30年間で最高であったことが、新しい報告書で明らかになった。 英国レコード産業(BPI)が発表したレポートによると、今年は500万枚以上のレコードが販売され、2020年に比べて8%の増加を記録。アナログ・レコードが売上を伸ばすのは14年連続となり2021年に販売された全アルバムの23パーセントをレコード盤の売上が占めた。」なんと、レコードが売れ始めているというのです。アメリカでのことですが、日本にも少なからずこの影響が波及しているではないでしょうか。



 日本でも、渋谷に新しくタワーレコードがレコード専門店をオープンさせました。ダウンロードが主流の今です。レコード?と思うのですが、反対に新鮮なのかもしれません。私はレコード全盛期の生まれではなくCDが流行り始めた時に生まれた世代です。カセットもあったかな?という感じでその音を聴いたことがありません。ですが家人がレコード世代だったのでそれを録音したカセットを聴く機会があります。同じ音楽でもCDとはちょっと違うように感じます。柔らかい?ボリュームがある?というのでしょうか...アナログとデジタルの違いということなのでしょうか。レコードもぜひ聴いてみて音質の違いを体験出来たらなあ~と思いますがなかなか設備面で難しいようです。
 
 アナログといえば私の仕事はアナログそのもの、原始時代から続くアナログど真ん中な仕事です。レコードがみんなに親しまれるようになってきたのだから、絵画も、もっともっと皆さんに親しんでもらえるようになると良いなあ~と思いました。