新成人たち



 昨日は成人式が各地で行われていました。私はたくさんのきらびやかな若者たちを見ました。皆さん笑顔で嬉しそうでこなんとなくちらの気持ちも明るくなったように感じました。最近の振り袖はレースがふんだんに使われています。髪型も髷を結うのでも纏め髪にするのでもなく、ゆったりとしたパーマに花を飾ったり、ティアラをつけたりしていました。着物の裾が短めになっているように感じました。歩きやすいような工夫なのでしょうか。バランスをとるために?厚底のブーツを合わせたりと自由な着付けでとても興味深かったです(*´∇`)。



 賛否両論あるでしょうが、着物は楽しんで着るのが一番だと思います。こうしなければいけないという形式を重んじるのも大切だとわかるのですが、それだけでは着物が身近にならないと思うからです。時代によって着物も常に変化してきました。絹織物を重んじた貴族の文化から町人の文化に変わった江戸時代。絹よりも使い勝手の良い木綿の着物が主流になったようです。おかみが、奢し禁止令を出したこともあり江戸では質素で上品な藍染が定番でした。



 しかしいつの時代にもブームがああります。この時代のインフルエンサーは歌舞伎役者や人形浄瑠璃でした。佐野川市松が愛用したことで流行った市松紋様、昔から石畳という名前で存在していた紋様でしたが彼の活躍で日の目を見た紋様です。今では鬼滅の刃でまたまた復活していますo(*⌒―⌒*)o。



 帯も江戸時代大きく変わりました。紐のようにただ着物を止めるだけのものだった帯です。それがだんだんと太くなっていって着物との合わせを工夫するようになりました。帯の結びかたもたくさんの種類が生まれていったようです。歳や雰囲気を考えた結びかた、装いかた...質素ながらおしゃれを楽しんでいたようです。



 新成人の皆さんはこれから社会でどんな活躍をするのでしょうか。なにかと生きにくい世の中でも健やかに力強く羽ばたいていくのだろうな~と彼らのからりとした笑顔に思いを馳せ、その反面私も年を取ったなあ~と実感した昨日でした(^o^;)。