肉体美



 なんだか雲行きが怪しい日になりました。明日から台風の影響が直接日本列島にかかってくるとのこと、日本は台風大国です。オリンピックのために来日されたアスリートや関係者の方々は日本の夏の猛暑に驚き、きっとこの台風にも驚くのではないでしょうか。日本人でさえ最近の天気に悩まされているのですから...(^o^;)



 映像で様々な競技を一度に見れるのは楽しいものです。一気にスポーツ専門チャンネルとなったようで普段お目にかからない3人制バスケット、水球等々バラエティーにとんでいます。競技によってアスリートの体型が全然違って、身体を鍛えると一言で表せられないように感じました。



 美大に入って人体デッサンをたくさんしました。不自然な体型はデッサンの狂いと指摘され自分でもわかるのにどう直せば良いのかわからず四苦八苦しました。極端に肩が脱臼しているようなデッサン、頭の大きなデッサン、みんな同じものを見ているはずなのに様々なデッサンが並びました。美術では均衡の取れた体型がある程度決まっています。それに沿って人物を描くのが基本です。ですが、表現としてわざと均衡を狂わせる場合も多いです。ピカソやマチスの作品はその最たる表現ではないでしょうか。



 表現によって身体を変えるというところではアスリートも同じではないかと感じてしまいました。その道のエキスパートとしてわざわざ上半身を大きくしたり、太ももを大きくしたり、基本とは違う独自のトレーニングをして少しでも自分の理想に近づこうとする姿に頭が下がります。

 まだまだ始まったばかりのオリンピックです。選手の皆さんが最高のパフォーマンスを発揮できるようにと思っています。