言葉



 なんだか、とても暑い気がします。もう初夏を思わせるような空気が充満していてちょっと自転車をこぐとじっとりと汗が出てくるようです。湿気がない分楽ではあります。衣替えを大体済ませ、冬の絨毯もクリーニングに出しました。いよいよ太陽が元気な季節です♪



 緊急事態宣言、オリンピックの事で世間は右往左往しています。私に出来ることは何時か良くなっていくことを信じてコロナにかからないように気を付け、制作に邁進するのみです。こういうときこそ作品制作が進むというのも皮肉なものですね(笑)



 最近再開した読書。これもこつこつ?進んでいます。最初読み始めたのは夏目漱石の「坊っちゃん」「三四郎」です。なぜ今ごろ夏目漱石なのか自分でもよくわかりませんが?読書始めには良いかなと思いました。小学校の時に出会い、中学高校でも、大學でも事ある毎に読んだ日本を代表する本ですが、改めて読むと今ではタブーになってしまいそうな表現のオンパレードです( ̄▽ ̄;)。「女のような~」とか「男らしくない~」とかも今では使うのが難しい言葉です。それ以外にも色々...( ´-`)。



 オリンピックが近づき、今まで以上に差別や偏見に対して厳しい目をむけてしまう現代です。ですが一概にこういう言葉狩りのようなことをしていると、言葉を使って仕事をしている人は戦々恐々としてしまうように思います。そして今まで作り上げてきた私たちの文化まで寂寥な頭で考えてしまい、その本当の良さや作家の思いを思うことができないつまらない世界になってしまいそうです。



 夏目漱石の文章のなかには言葉を越えて暖かい茶目っ気や遊び心が感じられます。私はそれを感じるからずっと彼の本を読もう、読みたいと感じて、なんべんもなんべんも読むのだと思います( ゚∀゚)ノ