どっちでもイージャーン

 時々ですが、映画をみます。DVDがほとんどで映画館にいくことはないのですが、その方が古い名作も見ることができるので重宝しています(^∇^)やはり古くても古くならない作品というのはあって不朽の名作とはよくいったものだと思います。

 小津安次郎の作品はどの作品も見やすくて外れがない気がします。当時の暮らしを見つめながら美しい画面で見飽きません。黒澤明の作品は好き嫌いが出てしまいます。「生きる」や「生き物の記録」はとても考えさせられる作品で興味深く思いますが「どですかでん」などになると...一周回ってわからない(/´△`\)...たぶん監督が考えて考えてやった作品なんだろうなあ~と思うのですが...ヽ(´Д`;)ノ芸術的すぎると言えばそうなのだろう...か?あんまり好きじゃないなあ~(失礼!)映画には素人な私には正直???です。

 アート(ここではファインアートを指して)の世界もそうです。誰にでも感じられる美しさがあって興味深い作品がある一方、わからない...なんじゃこりゃ?と美術館で頭をかしげてしまう作品もあります。現代アートと言われるものにはそんな作品が多くみられます。芸術的、コンセプトを大切に作り上げた作品。具象的で観てすぐに分かるものに慣れている日本人がそれらに眉をひそめるのも無理はないことです。

 ではみんなに伝わる美と芸術的な美は違うのでしょうか?どちらがより良いのだろうか?とか、大学を卒業して間もないころはよく考えていました。私は頭で考えるのが苦手だから芸術は出来ないのだろうか?もちろん今も時々ですが考えます。ですが、正直なところ「どっちでもイージャーン!」が今の気持ちです。「そんなちっぽけなカテゴリーを作ってどーすんだー」という気持ちです。

 展示中もよく聞かれます。「これは現代的というんですか?」って...「現代に生きているものが描いてるのです~(*´▽`)v」とかなんとかいってごまかします(笑)心のなかでは「どっちでもイージャーン」です。