アルコールと画家

 寒くなると恋しくなるもののひとつがお酒ではないでしょうか。熱燗にホットワイン、ブランデーに焼酎...最近はハイボール人気のお陰でウイスキーが高騰しているということです。楽しいお酒を嗜むのはまことに結構ですが、飲み過ぎないように節度も必要ですね。私もお酒は好きな方です。自分のキャパシティーをわきまえて飲むようにしています。

制作中の作品
制作中の作品

 アルコール中毒になった画家はたくさんいます。もっとも有名なのはモーリス・ユトリロかなぁと思います。ユトリロののんべいぶりはすさまじいものです。幼児期に酒好きの祖母にミルクがわりのようにお酒を与えられたため、高校に入る頃にはすっかりアルコール中毒になってしまったユトリロ君は、毎日もらう通学用のバス代を酒代に変えていました。


 依存性を直すために医者に絵を描くことを勧められ画家として活動を開始しました。その作品が有名になって今でも私たちの目を楽しませるようになるのだから何が災いするのかわかりません(@_@;)描くことで精神的に穏やかさを取り戻しつつあった彼です。しかし!売れて注文によって描くという立場になるとそのストレスでまたまた酒浸りに...ヽ(´Д`;)ノ

晩年は妻をめとり、酒を控えるようになったようですが...つくづく、酒に踊らされた画家活動だったようです。


 お酒はほどほどに、たしなみのひとつとして付き合っていくことをお勧めします。