今日は横浜美術館に「ルノワールとパリに恋した画家たち」展を見に行きました。オランジュリー美術館コレクションの日本展示です。オランジュリーのコレクションはポール・ギョームというギャラリースト兼コレクターが集めた作品を彼の死後、妻のドメニカが整理して作り上げたものです。
![制作中の風景](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s7024a255be92ce7c/image/ie8760ac6cedf1281/version/1569062286/image.jpg)
初日は、オランジュリー美術館の学芸員の方が講演会をしてくださいました。今回の展示はポール・ギョームの画廊に対するオマージュが重視されている展示だそうです。画廊で行った展示の再現をしたような作品の陳列や、画廊の模型も展示してありました。ポール・ギョームはピカソやデ・キリコなど当時の先端芸術にも理解がありサポートもしていたようですが、ドメニカ夫人はそれらを手放し少し古典的で皆に喜ばれるような作品群にしました。
オランジュリー美術館は夫人の死後にそれらを買い上げ今日に至っています。今回は美術館が改装中ということで日本展示が実現しました。興味深い、内容の濃い展示でした。