東山魁夷展

 今日は東山魁夷展を見るために朝一で新美術館に行きました。朝一にもかかわらず、平日にもかかわらず、多くのかたがいて少し並んでしまうほどでした!

ちょっとクシャクシャ(^o^;)
ちょっとクシャクシャ(^o^;)

 同時開催のボナール展よりも賑わっていて改めて魁夷の凄さを感じました。今回の展示は、生誕110周年の記念展で彼の代表作がいっぺんに見ることができるまたとない機会です。小さな頃から教科書その他で一度は見たことがある作品がずらり。とても見事な展示でした。


 メインはなんといっても唐招提寺御影堂の障壁画再現でした。御影堂が修理にはいるため今後数年は見ることが出来ない作品です。壮大で美しい魁夷の青が圧巻です。


 私は東山魁夷の作品に現れる静寂感がとても好きです。柔らかな光や透明感が溢れています。どの作品も画面に真摯に向き合ってじっくりと静かに向き合って、なにかしらと戦っている気がします。冷たい刃のような鋭い視線と包み込むような柔らかい視線が同居している作品です。


 とても素晴らしい展示でした。日本にもこれだけの画家がいることがとても誇らしく思えました。そして描きたいなあ~という心が沸々と沸き上がるのは職業病のようです(笑)