引っ越し好き?の北斎

 昨日に引き続き北斎のお話で面白いなあと思ったことがあります。北斎はとてもたくさん引っ越しをしたということです。その理由が興味深いものでした。

 北斎はずーっと絵を描いていました。出不精で十月から四月はずーっとこたつからでないで絵を描いているような生活を送っていました。絵を描く以外は興味がない人だったらしいです。


 ですから身の回りのことには一切無頓着です。食事も、服も、そして掃除にも...。ですから家にはどんどんゴミが溜まります。ゴミ屋敷です。で、住めなくなったら引っ越します(^-^;その都度その都度引っ越します。引っ越し好きというよりは掃除嫌いというわけです。また同居していた娘の応為さんも家事は一切出来ないという似た者同士だったそうです。


 お金で困っていたいうよりも何処に行ったか分からなくなったのかも?と思ってしまいました。引っ越し後の北斎宅を片付けたら、案外そこには小判がザクザクということだったら面白いなあと想像しました。