名前を売る

 秋晴れです!気持ちいい今日は、ラジオから興味深い話が流れてきました。

 「名前を売る」というと有名になるための宣伝という意味で解釈されがちです。ですがここで言う「名前を売る」は文字通り「名前を売る」です。世界で一番有名な日本の絵描き、葛飾北斎はたくさんの画号を使っていました。葛飾北斎もその一つですが、最初は師匠の名字をとって勝川北斎、最後は画狂老人卍(墓碑銘)まで本当に様々です。


 どうしてそんなに名前を変えたか?というとお金に困って名前を売ったというのがコメンテーターのお話でした。当時から有名な北斎はその名前がお金になるということ。文字通り名前が売れていたので、弟子達はその名前を買って仕事をしようとしたそうです。北斎はそのお金で、借金を返していたそうです。

 さすがに北斎は名前を変えた後サインの前にもと北斎といったただし書きをしたということですが...。いかにもありそうな話です(^∇^)