支持体というもの

 秋の天気は本当にコロコロとかわって私を翻弄します。いつ紅葉を見に行くか毎日天気と予定を見比べているところです。下の絵のコスモスは秋口の晴れやかな日に見に行った花の国の景色です。

 この作品は私にしては珍しく、木枠に綿布をはってから描いたものです。知人に高級な綿布をもらったのでどうかなあと試しました。いつもと違うか着心地に新鮮な気持ちで取り組めた一枚です(^∇^)ですから、少し風合いが違う作品になるのではないかと思っています。もう少しで完成というところです。


 専門用語?でキャンバスとか紙とか、絵の具をのせる物のことを支持体といいます。絵の具を支えるもの=支持するもの=支持体というわけです。私はいつもはパネルに布を張って描くけれど、人によって、技法によって様々です。有名な高橋由一の鮭は紙に描いたものですし、新聞に描くアーティストもいます。それぞれの表現したいことによって変わるのです。


 そういった視点で美術館や展示会を見るのも楽しいです(^∇^)新しい素材がどんどん開発されるいまだから、まだまだ新しい表現が生まれる可能性を感じます。