この間作品の事や、ご覧になる方の作品に対する見方について語り合う機会がありました。私にとってはとても有意義な時間になったと思っています。
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私は作品を描くときに、描いて描いてすべてを説明し尽くしてしまうことがままあるようです。特に新しく描く画題はまだ未消化らしくその傾向が強いようです。しかし、桜や富士山の作品は何度も何度も描いているうちに何かがわかってきて、良い意味で手を抜くところ、勢いに任せて走らせた筆の動きでできた絵の具の魅力を残せるようになってきたようです。そんなことを話していました。
作品を気に入る人は、私のような作家と目線が違うと相手の方がおっしゃっていました。私にとって絵を観ることは技術や画題を学ぶことです。ですが一般の人はフィーリングやときめき?というものを重視します。気に入るか、気に入らないか、です。そして本当に気に入ったときにご購入されます。なんだか恋愛のようだなあと思います。
どこが描かれているか?何が描れているか?は作品を観る導入でしかありません。そこを強調しても仕方がなく、それ以上に魅力的な何かを探すことこそが作品作りなのではないか?と思いました。
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