たくさんの青

 他の作家達がどうなのか知りませんが、私のパレットにはたくさんのブルーがあります。セルリアンブルー、ウルトラマリンブルーなどの代表的なものだけでもメーカーを変えて3つぐらいずつあって、自分なりに使い分けています。

 巨匠、アンリ・マチスはパレットに並ぶ絵の具の配置にとてもこだわったそうです。確かに隣り合った色によってその色の見え方はずいぶん違います。色彩の画家と呼ばれるマチスはこだわりをもって色を研究していたという逸話です。


 私は研究というより実際に使っている経験から自然に青が増えてきた感じです。作品に使われる頻度のもっとも高い色のようです(^-^)メーカーによって同じ名前の色でも全く違います。どこそこのウルトラマリンは暗いけど、どこそこのウルトラマリンは明るい、混色したときにこちらは映えるけどこちらは鈍いとか色々です。


 鈍いから悪いわけではなく鈍いからこそ使えたりするので同じ色でも何社種か必要になってきます。


 色は、絵を決める一番重要な要素だと思っています。これからもいろんな色を使って自分の表現を豊かにしていきたいと思っています♪


※作品は斜め上から撮ってみた部分です。