個展への道vol.2-作品紹介

 虹をテーマに七枚の絵を描きましたが、もう一色無彩色を画題として富士山を描きました。絵の具では色が混ざると濁って暗くなるのにたいし、光の色は混ざると透明無色になります。それを表現するために描いた作品です。

[このめでたき日]F4号
[このめでたき日]F4号

 金箔を使って逆光の中に浮かび上がる山の姿を描きました。金色は色として色相環の中にありません。つまり色ではないのです。ですから一見色彩豊かな作品に見えてもじつは無色になります。前の七つの作品を1-7にナンバー付けした場合、ナンバー0になるのがこの作品です(^_^)v


 日本の象徴である富士山はシリーズの大トリでしょうか。個展会場で、皆様に輝く富士山の美しさを感じていただければと思います。


※色相環..色相は、といったの様相の相違である。色相の総体を順序立てて円環にして並べたものを色相環と言う(ウィキペディアより)