デカダンなモディリアーニ

デカダン・・・虚無的・退廃的な傾向や生活態度。デカダンスとも。退廃。

という言葉はそのままモディリアーニの人生です。トスカーナ生まれの彼はユダヤ系イタリア人で、下の写真のような美貌を持った画家でした。

 生まれつき肺疾患を患っていて、そのために彫刻家志望だった彼は絵画制作に転向します。画家として油絵を製作していた期間はわずか6年弱、1920年になくなってしまいます。

 

 生活はまさにデカダン!酒と麻薬におぼれ、奇行を繰り返しました。それで「うっとりするような悪党」といわれ多くの女性の支持を受けた人です。晩年はジャンヌ・エヴェテルヌという女性との間に女児をもうけました。しかし奇行は直らず結核性脳膜炎で死去。ジャンヌは投身自殺、そのとき彼女は第二子を身ごもっていたのです。第一子は孤児となりました。

 

 公演のための資料作りはいつも四苦八苦だけれど、巨匠の絵画世界に没頭し己が作品を省みる良い機会です(^^)