手が震えて…

 大きな作品は大きな作業が気持ちよくできます。しかし、密度は小作品と同じくらい濃いものにしたいと思っている私にとって我慢して作業をする事も必要です。今日はずーっと波間を描いています。
 画面の3分の2以上が波間なのでずーっと細い線を描き続けています。。だんだんと手が痛くなってきました。窓から眺める黄空気は黄砂の影響か、疲れのためか黄色く見えます(*_*)頭の中をかける合言葉は「いつか終わる、やれば終わる。」…です。

 小さな頃、画家は思いの儘に自由に作業するような印象があったのですが、実際に自分がこう行った道に進んだ今、甘い考えだったと実感しています。画家は忍耐です。心の問題で描けなくて苦しい時もあります、上手くいかなくて苦しい時もあります。ですが今日の苦しみはそんな精神的なものでなく、肉体的なものです。手が痛い、腱鞘炎になったらどうしようかな〜というおかしな苦しみが私を包んでいます( ̄▽ ̄;)

※作品はS50号(1000×1000mm)です。