GW初日、アトリエの窓から子ども達の笑い声が聞こえます。気持ちよく晴れなんだか時間の流れもゆったりしている気がします。そんな中で私は作品を描きます。こういう日は作業もスムーズに進み心地良いです。
色紙大(242×273mm)の作品を作っています。夕焼けの富士山です。今回はあまり夕日の丸い形を強く出さないもう少し弱い光を浴びた山を描き進めています。渡り鳥も小さく描きました。作品の中に静かな時間の流れを表したいと思ったからです。
私は童謡「赤とんぼ」のイメージを思い出しながらこの作品を描いています。昔コンサートで由紀さおりさんと安田祥子さんがこの歌を歌ってくださいました。彼女達の美しい歌声に隣に座った母はすこし涙ぐんでいました。普段きびしい母のそんな意外な一面を見たことがいまでも心に残ります。
私も自分の作品を見て誰かの心を強く揺さぶることができたらいいなと思います。そんな一枚になってほしいです。
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