個展への道

 今日、猫を見つけました。私の絵の中の猫に会いました(=^x^=)
 いつもアトリエに行く時に通る家の軒先に、ちょこんとお座りしていました。椿の垣根からこちらを伺いながら、久しぶりの暖かな陽気に毛並みを乾かしているようでした。
 思えば、この猫に出会ったのは去年の春。同じ場所でした。あれからもうすぐ一年になると思うとこの子ももう大人の猫になったということです。月日が経つのは、とても早いなあと感じています。

 猫はとても早い人生(猫生?)をおくります。私がふわふわしているうちにこの子は一体どんな一年を送ったのでしょうか…きっと濃密で人間の想像できないことを色々経験したのではないでしょうか。

 私は、一年経ってこの猫の作品をやっと皆様にお見せできる準備ができました。果たして私は少しでも前に進めたのでしょうか?この子に今日会って、その目をじっと見ているとそんな私の真価を問われているように感じてしまいました。
 それは個展会場でも同じこと、何度かお会いして作品をずっと見ていてくださっている方々にも展示を通して私の成長を感じていただけるよう全力で臨みたいと思います。この猫の目にそれを再度確認した出会いでした。
 ※「松沢真紀油絵展〜春を探して・巡り会う生命の輝き〜」詳細は→Home
※作品は「日向ぼっこ(猫)」140×180mmです。