個展への道(ご挨拶)

 

「松沢真紀油絵展~春を探して・巡り会う生命の輝き~」開催にあたって
〔入場無料〕

 2017年が始まりました。今年、東京は三年後のオリンピック開催に向けて、より一層発展する一年となることでしょう。またオリンピックで活躍が期待される若手アスリートたちからも目が離せません。

 

 私は、自然の景観や動植物を通して感じる「命の輝き」を主題にして油絵を描いています。このたび、銀座にある老舗の文房具店の伊東屋で2017年2月4日(土)から2月17日(金)に個展を行うことになりました。画家としては若手の私に、このような場をいただけたことを感謝しています。そしてお客様をはじめ、スタッフの方、皆様が応援してくださっていることに大きな喜びを感じるとともに、責任を持ってこの個展を成功させたいと考えています。

 

 2月は立春です。硬い花のつぼみもほころび始め、草木も芽吹く季節です。オリンピックで活躍するアスリートたちにはまだまだ及びませんが、私にとっても新しい花を咲かせるための大切な展示だと考えています。今回の展示のために春の生命の輝きを画題とした絵を中心に作品を制作してきました。街中や、行く先々で巡り会ったものたち。咲き誇る桜、波打ち際の流木、水面をはねる光の粒、すべて私にとって絵心をくすぐられる対象でした。夢中でそれらを追いかけるあまり、時には近づきすぎて眠っていた猫の邪魔をして、怒らせてしまったこともありました。

 

 そんな思い出の詰まった作品を20点あまり出品する予定です。会期中、私は毎日会場にいます。そして作品を通して、ご来場いただいた方々とさまざまなことを語り合いたいと考えています。ぜひ、お越しください。心よりお待ち申し上げます。
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