私が好きな絵の一つにフェルメールの「牛乳を注ぐ女」という作品があります。飯炊き女でしょうか、黄色い服の女性がミルクの壺を抱え食事の準備をしている作品です。
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この作品からは、ミルクの注がれる音が聞こえてくるような気がします。コポコポと流れ落ちる動きが実直に描かれているからでしょうか…。ミルクと一緒に時間が静かに流れているような気にさせてくれる素晴らしい作品です。
これを見たときに感じたなんとも言えない暖かな空気はフェルメールの作品全体に共通して存在しています。彼のモデルに対する愛情、絵画に対する愛情、そういったものも感じられます。
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今日は鹿おどしの作品を中心に作業しました。この場所に行った時に鳴り響いたカコン、カコンという音色の優しさに魅了されて作っている作品です。
まだまだ、途中の作品ですがフェルメールの作品に私が感じた優しい気持ちが少しでも感じられるようなものになれば良いなと思っています。
※作品はF3号(273×220mm)です。
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