動物のシリーズ四連作のとりをつとめる作品は夜に瞬く野生の光です。ワオキツネザルというマダガスカル出身、キツネザル科の動物を画題に制作しました。
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属名はLumerといいます。幽霊・亡霊とかいう意味合いを持つ動物です。そう考えると少し恐ろしい気もしますが逆に夜の化身のような、ロマンチックな印象を持ってしまうのは私だけでしょうか…。
まさに夜の光を描くのにピッタリな動物だと思いました。彼らは群れで生活しています。どこか一点を見据える姿は私には感じることのできない気配に耳をそばだてているようで神秘的です。
かれらのそんな物言わぬ怪しさを表現することで闇の美しさを感じていただければと思っています。
※作品は『夜の訪れ(ワオキツネザル)』F4号(24.2×33.3㎝)油絵
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