四季折々の色シリーズ、9月は神奈川県伊勢原市・日向薬師の風景です。ここには棚田がありちょうど収穫時でした。彼岸花が美しい場所でした。私が訪ねた時、農家の方が稲の刈り取りをしていらっしゃいました。暖かに晴れた秋空で収穫機の音が心地よく響いていました。
山並み青く、日本の農業の基本を見た気がしました。この年は豊作だったようで黄色くたわわに実り、頭を重そうに垂れた稲がとても印象的でした。
そして貫禄ある彼岸花!どんなに科学が発達してもこの赤は出せないのではないかと思うくらい印象的な赤い花でした。空に映えてあっそう華やかでした。
対で描いた、小作品も棚田の風景にしました。刈り取られて積まれた稲の束が均一に並んで、ちょっとした現代アートのようでした。
※上は『金色の日・9月』(日向薬師伊勢原市日向地区)F3号(27.3×22.0㎝)油絵
下は『神聖(麦わら)』0号(14.0×18.0㎝)油絵
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