さて、リスペクト・アーティストシリーズを一旦しめるに当たって、どうしてもご紹介したい方がいます。それが文絵(ふみえ)さんです。この方は、前回の星野さんと同じように陶芸をなさっています。ですが、作風は全く異なり、オブジェとしての陶芸ではなく、キャンバスとして形を作り、絵付けに重点を置いて作陶をしています。
沖縄を心の故郷として、年に何度も訪れています。その地の空気、湿度、魂を肌で感じ取り作品を作っているのでしょう。私と一緒に初めて仕事をしたとき(3年前でした)からどんどん作品が良くなって、また彼女自身が大きく大きく幅を持ったアーティストになっているように感じます。
気がつくと私は、いつも彼女に助けられているようです。そして一緒に学んでいっているようです。アートのことはもちろん、日常のこと、女性として、人として、いろいろなことを彼女となら話すことができます。
元来、人間関係が苦手な私にとって、頼りになる好敵手です。分野も、出身も、生きてきた人生も全然違うところにいた方に出会えて、そして一緒に仕事を出来て…私はとても幸せ者だと思います。
今回このシリーズを書いてきたのはイレブンガールズアートコレクション卒業にあたって、まとめていこうと思ったためです。改めて書くと私は本当に希少な、素晴らしい3年間を過ごしたのだと感じます。その思いを込めて、残りのイレブンガールズとしての仕事をきっちりこなしたいと思います。そして、独り立ちの第一歩として、9月に行われる、個展に向かって邁進しようと思う次第です。
コメントをお書きください