春を描く

 まだまだ寒さが続いていますが、着実に春の足音が聞こえてきます。私が講師をしているサークルでも同じです。ここはご高齢の方が中心になって設立したサークルです。私は前任者からの引き継ぎで勤め始め、2年以上経ちます。

  メンバーのなかには、車椅子をお使いになられている方、手が不自由な方もいらっしゃいます。80代が中心のサークルです。普段は、表に出歩くことも無い方も多いのですが、それだけ季節に関する感覚が鋭敏なように私は思います。ベランダから見える景色の変化「クリスマスローズが咲いた。」とか、「梅はいいね。」とか、とても自然の変化を楽しんでいらっしゃいます。

 今回は春の花園を画題にしました。これを水彩画、パステル画、アクリル画とお一人おひとりの希望に合った方法で描きたいと思っています。春はいつになったらやってくるのかしら?そんな話をしながら、素敵な作品が出来上がっていきます。