螺鈿を貼る

 もう一つ好きなものとして螺鈿細工があります。螺鈿は貝殻の内側、虹色光沢を持った真珠層の部分を切り出した板状の素材を、漆地や木地の彫刻された表面に張ります。アワビやアコヤガイなど様々な貝です。唐の時代に中国から伝わり今もあちらの螺鈿が日本で多く使われています。加工技術もとても優れていると聞きました。

 ←これが螺鈿のシートです。薄くてぱりぱりしています。色も貝の種類によって違いがあります。色が濃いものが貴重です。そしてより青いものが高級品です。

 

 私は、これを細かく割って作品の部分にモザイクのように張り込んでいます。水蒸気にあて、少し柔らかくすると曲線的に切ることも可能ですが、私は手でパキパキと割ります。偶然できた形の方が面白く感じるからです。そしてピンセットを使って少しずつ張るわけですが金箔同様に高級品なので、息を止めての作業が続き、終わった時は、へろへろになってしまいます。

 

 

 今日はお雛祭りです。ハマグリを食べる家庭も多いかと思います。貝の内側をじっくり見てみるのも面白そうです(^^)