絵画の入った 額縁を壁にかけて飾る…当たり前のことですが、私は百貨店展示をするようになってからそのことを実感しました。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=210x1024:format=jpg/path/s7024a255be92ce7c/image/i6dc6eee6c11f1859/version/1455531679/image.jpg)
飾るには、壁にかける紐が必要です。紐にもたくさんの種類があり強度や、太さ、性質の違いがあります。特に地震の多い日本では、絵をかける際にとても気を使われる方がいらっしゃいます。そして私自身も、気にしていかなければいけないなあと感じています。
写真のようにいろんな種類がありますが、湿度によって紐は伸びたり縮んだりします。小作品だとそんなに心配ないのですが、大きな作品の場合、 展示中でもその度合いが分かるほどです。ですから毎日の暮らしでご覧になる方にとってはとても気になるだろうと想像に難くありません。
ケプラーという紐が一番良いそうです。紐の伸びがほとんど無い。(横長の額縁などを吊る場合でも壁面金具が見えません)細いので紐結びによる裏の出っ張りが少ない。吊金具による擦れやさび移りの磨耗が少ない。はさみやカッターでも簡単にカットできる…等々。航空宇宙用品や、船舶、耐熱用品にも使われているようです。額屋
さんによってはこのひもを取り扱ってないところもあります。ですから、私個人で購入し、徐々に付け替えるようにしています。
コメントをお書きください