画溶液(溶き油)について・揮発性油

 水彩画と同じように、油絵具も自分が使いやすくするために薄めながら、溶きながら制作します。その時に使う油にはいくつか種類があって、それらを調合して自分に合った油にします。つやの多い作品作りをしたいか、マットな作品にしたいか、早く絵の具が乾いてほしいか、ゆっくりがよいか…それぞれの画風によって変わってきます。さながら、ラーメンのスープのようですね(笑)

上の写真はホルベインという絵具会社の油のラインナップです。たくさんの種類があって、それぞれに特徴がありますが、これらはもう調合され、使いやすくなっているものです。私は自分で調節しているので基本の、2種類を購入します。揮発性油、乾性油です。

 

 揮発性油は、その名の通り揮発する油で、絵の具に影響を及ぼしません。テレピン油、ぺトロール油があります。珍しいものにラベンダー油というものも。テレピン油は松脂からできています。ですからいい加減にほっておくと黄色くなってべたべたになってしまう危険もあります。一般的に一番使われていると思います。私が使用しているのもこれです。ぺトロール油は、石油から精製されています。当たり前のように石油くさいです。(最近は匂いをなくしたものも出ているようですが。)テレピンに比べ乾燥が少し遅いです。ラベンダー油はラベンダーのよい香りがします。アロマオイルとしても親しめます(^^)

 

 ポスト印象派の巨匠・フィンセント・ヴァン・ゴッホは匂い消しにこれを一滴テレピン油に垂らしていたという話を聞いたことがあります。真偽は定かではありませんが、本当ならゴッホはとてもおしゃれな人だったのだなと思いました。