イレブンガールズアートコレクションについて

 私はいまイレブンガールズアートコレクション(EGC)というユニットに参加しています。ここは作品を全国の百貨店で展示販売し、画家を一つの職業としていきたいと願うメンバーで構成されたユニットです。2010年に立ち上がりました。3年をめどに卒業し、独り立ちを目指します。女性は、結婚、妊娠、出産、という人生の過渡期に離職しなくてはならないことが多いのは周知のとおりです。これは美術界にも大きな影を落としています。まして男性でも美術を一生の生業とできる方はそう多くありません。

 

 パリから帰ってきて、「さてどうしようか?」となった時、私はある作家のアシスタントを始めました。その方に紹介され、ギャラリー上原が主宰しているアートマネージメント講座に通うことになりました。そこでEGCのプロデューサーに出会ったのです。

 これは、以前大阪阪神百貨店で展示した時の写真です。黒服は私たちのトレードマーク(笑)です。私のように、洋画だけでなく、日本画、版画、パステル画、陶芸、、、など表現手段は多岐にわたっていますが、思いは同じ「次世代への現実的な夢の提供」です。

 

 私はこのユニットに入って、やっと同じモチベーションで制作する仲間と出会えました。とても幸福なことだと思います。

 

 今年(正確には5月)で私は卒業です。正直さびしさと不安はあります…しかしこの3年を糧にこれからまた一歩違う私が育つことを強く願っています。