パリでのこと(工房)

 パリでは、絵画工房に通いました。古典技法を学びたいと思っていたためです。主に宗教画・静物画の模写に取り組みました。講師の先生は私の不確かなフランス語にも根気強く対応してくださり、親身になってくださいました。

 こんな場所です。一階が制作スペースです。地下はワインカーブのようなところがあり、キャンバスの下地を作ったり、出来上がった作品を保管したりしていました。古い鉄道の線路下を活用して作られたアトリエです。先生が遅刻魔で、よく私たち生徒は鍵がなく外で待ちぼうけを食らわせられました(*0*)みんなが文句を言ってもへっちゃら、憎めない先生です(笑)

 

 ここでは油絵の基礎をまた1から学び直すと同時に絵画の歴史と文化の継承について身をもって経験できたと思っています。